インテル(Intel)ショック:株価50年ぶりの下落率!
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公開日:2024.08.05
2024年8月2日にアメリカの株式市場で前日終値(8月1日)に比べて約26%下落。
1982年以来の大幅安を記録。
Intel(インテル)の時価総額が1日で3/4に目減りすることになり、1000憶ドル(約14兆6000憶円)を割り込んだ。
主な要因
24年8月1日に発表した第3四半期の売上見通し
7月から9月期の売上が125憶~135億ドル(約1兆8700憶~2兆200億円)の見通しと発表された。
また、一部を除いた1株あたりの損益について3セントの赤字を見込んでいる。
従業員数削減
約11万人いる全従業員の約15%の15,000人の人員削減を発表。
配当支払いの停止
10月から12月(第4四半期)から株主への配当支払いを停止する事を発表。
また、キャッシュフローが持続可能な高い水準に改善するまで継続する見通し。
その他の要因
2024年の新規工場や設備の支出を20%あまり削減予定で、来年も設備支出を下げる方向。
インテル(Intel)第13世代・第14世代のCPUに欠陥があるとの指摘。
インテル(Intel)第13世代・第14世代のCPUの不具合とは?
第13世代と第14世代の「Intel Core」デスクトッププロセッサーでは、製造時の問題により、広い範囲で動作が不安定になる現象が発生している。
Intelではすでにパッチは用意済で、8月中旬に公開する予定との事。
原因としては、CPUのマイクロコードが原因で、プロセッサーが必要以上の電圧を要求してしまい、安全な動作範囲を超えてしまうようです。
(デスクトップ向けのみで、モバイル版は影響がない)
今回はインテル(Intel)の株価下落について解説いたしました。
今後も業界の最新動向や重要事項をお届けいたします。
ぜひご注目ください。
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