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【革新的な光学・微細加工技術】IMUZAK(イムザック)をご紹介

公開日:2025.03.31

 

IMUZAK(イムザック)概要

  • 会社名:株式会社IMUZAK

  • 設立日:2015年1月21日

  • 代表者:代表取締役社長 澤村 一実

  • 資本金:8,700万円

  • 所在地:山形県

  • 表彰歴

やまがたし創業アワード最優秀賞

CES2020/2021「Eureka Park」出展企業

Photonics Challenge 2021ファイナリスト

プラスチック成形加工学会第9回技術進歩賞を受賞

欧州最大のオープン・イノベーション・イベント「VIVA TECHNOLOGY2022(パリ)」に日本のスタートアップとしてJETROより選出

他多数

 

 

 

 

技術の特徴

IMUZAK社は、光学設計とナノレベルの超微細加工を基盤とした高度な技術開発型スタートアップ企業です。特に「ナノペッカー(NP)加工技術」は、単結晶ダイヤモンド工具を用いた超音波振動加工により、約200nmの精密微細加工を実現。平面だけでなく複雑な曲面への加工も可能で、高度な精度が求められるLiDARカバーや光学レンズの製造に幅広く活用されています。また、「ナノディッピング(ND)処理技術」では、ナノ粒子を含む特殊溶剤に基材を浸漬させることで、接触角5°以下の超親水性表面を形成します。従来の防曇塗装に比べて環境負荷が低く、約1/3という大幅なコスト削減も実現しています。

さらに、IMUZAKが開発した「空中浮遊映像技術(マイクロレンズ方式)」は、超微細なマイクロレンズを活用し、薄型・高輝度・シンプルな構造で、鮮明で美しい立体映像を空間上に表示します。競合製品に対して約1/10のコストで提供可能という優れた経済性を誇ります。これにより、店舗や展示会、広告表示、車載ディスプレイなど、空間演出や省スペース化を求める多様な分野のニーズに応える革新的ソリューションを提供しています。

 

 

 

※トナリズムはIMUZAK(イムザック)の正規代理店になります。

 

 

 

空中浮遊映像技術

 

 

MUZAKの空中浮遊映像技術は、独自の光学設計と超微細加工技術を組み合わせた、革新的なマイクロレンズ方式の映像表示技術です。この技術は、特殊なマイクロレンズを精密に配置することで、実際に映像が空中に浮かんでいるかのように見える立体映像を実現しています。映像の視認性が高く鮮明であることから、従来の空間ディスプレイに比べて非常にリアルで美しい表示が可能です。

 

 

マイクロレンズ方式の空中浮遊映像技術4つの特徴

1.薄型かつコンパクト:マイクロレンズを用いるため、設置スペースを大幅に削減でき、店舗や展示場、車載機器など幅広い用途に展開可能です。

2.高輝度で鮮明な映像表現:高精度なレンズ加工により、明るい環境でも鮮明に視認でき、訴求力の高い映像表示を実現します。

3.シンプルな構成:構造がシンプルで部品点数が少なく、高い信頼性とメンテナンス性を備えていることです。

4.コストメリットが高い:競合他社製品と比較して約1/10の圧倒的なコスト競争力を有しています。

 

これらの強みを活かし、IMUZAKの技術は店舗ディスプレイや広告看板、自動車用ディスプレイ、案内板、エンターテインメント分野など幅広い産業分野で活用されます。特に空間を有効活用し、インパクトのある表示を求める企業や施設にとって、非常に魅力的なソリューションです。

 

 

 

LiDARカバーレンズ(ナノペッカー加工×ナノディッピング工法)

 

 

IMUZAKのLiDARカバーレンズは、次世代の自動運転技術やAGV(無人搬送車)、ドローン、掃除ロボットなど、さまざまな分野で利用されるLiDARセンサー向けに開発された高機能光学部品になります。

LiDAR(Light Detection and Ranging)センサーは、レーザー光を用いて対象物までの距離や形状を高精度で検知することができ、自動運転や自動化技術の精度向上に欠かせない存在です。

 

しかし、LiDARセンサーの性能を最大限に引き出すためには、センサーのレンズカバーの性能が極めて重要です。従来のレンズカバーには光の透過率や反射、表面の硬度や汚れへの耐性、さらに製造コストなど多くの課題が存在しました。IMUZAKのLiDARカバーレンズは、これらの課題を解決するために独自開発された革新的な光学技術と微細加工技術が活用されています。

 

 

ナノペッカー加工

IMUZAKの加工の特徴は、「ナノ構造による選択波長透過率向上」技術です。これはレンズの裏面に特殊なナノ構造を精密に施すことにより、特定のレーザー波長を効率よく透過させ、同時に不要な光の反射を抑えることが可能になる技術です。

レンズを通過する光の透過率が大幅に改善され、センサーの測定精度を向上させることができます。

具体的には、ナノペッカー(NP)加工という微細加工技術が採用されており、単結晶ダイヤモンド工具を超音波振動させてナノレベル(約200nm)の加工を可能にしています。さらに、これらのナノ構造は曲面への加工にも対応しているため、複雑な形状のカバーへの適用も可能です。

 

 

ナノディッピング処理

LiDARカバーレンズには「ナノディッピング(ND)処理技術」という表面処理技術も採用されています。

ナノディッピング処理とは、ナノ粒子を含む特殊な溶剤にレンズ素材を浸漬することにより、レンズ表面にナノレベルの薄膜を形成する処理です。この処理により、透過率を高めると同時に、レンズ表面の接触角を低下させることで、超親水性表面を実現しています。これにより、レンズ表面の曇りや汚れ、結露などを大幅に防止でき、屋外や厳しい環境条件下での安定した性能を確保しています。

 

 

その他

IMUZAKのLiDARカバーレンズは、従来品と比較して圧倒的な軽量化とコスト削減を実現しています。従来のレンズカバーはガラスを主体とした素材を用いることが多く、高価で重量も増加しがちでしたが、IMUZAKは特殊な樹脂(ポリカーボネートなど)に、表面硬度7H以上というガラスに匹敵する高硬度を達成しています。素材をガラスから樹脂に置き換えることが可能となり、コストを大幅に削減しつつ、重量も軽量化されます。

高価なコールドミラー処理を必要としない低コストの生産工程や、入射角度依存性を低減した二次曲面加工対応のレンズ設計など、IMUZAKのLiDARカバーレンズは、高精度化が要求される自動運転市場をはじめ、インフラ監視カメラ、ドローンによる測量や監視、物流ロボット、医療機器やセキュリティ分野など、多岐にわたる分野での応用が可能です。

 

特に、性能向上やコスト削減、軽量化という重要な課題を抱えている企業や製品設計者にとって、非常に価値のあるソリューションとなっています。

 

 

 

 

 

※トナリズムはIMUZAK(イムザック)の正規代理店になります。

 

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