自分の夢をみんなの夢に
- 経営
起業してもうすぐ6年が経ちますが、自分1人が生きられるくらいのお金を稼ぐのは、実はそんなに難しくない。少しのセンス、自分で調べる力、度胸、執着心、圧倒的努力があればできます。ある意味自分の敵は自分であり、そこに勝てればうまくいく。
一方でお金を第一の目的にせず、会社組織を大きくしながら夢を追いかけていくとなると一気にハードルが上がる。私は雇用を始めて3年しか経たないのでまだ偉そうなことは言えませんが、この数年だけでも、固定費で毎月数千万円飛んでいく、良かれと思って指導するも陰口を言われる、ネガティブなグループを作られ反乱を起こされる、面接で言っていたことが全くできない人が入ってくる、売上を回収できないことを指摘すると「そんなもんですよ」と他責な答えが返ってくる。など、挙げようと思えばあと100個くらい挙げられます。
しかし、よく考えるとこれは仕方ないよなと思うわけです。私の夢は、大切な人の「トナリ」にいられる時間を増やす。ですが、それをみんなの夢にしてもらうための努力が全然足りていないなと。
プロとして自覚を持ちハイレベルな仕事をする。と言うと簡単に聞こえますが、私の中ではその基準が細かく数千個以上はあると思います。そしてそれら全てを丁寧に遂行することが、先述の夢の実現に繋がってくると考えています。
それなのに、とにかくこの数字をやれ、その営業トークはダメだ、もっとお客様の真のニーズを探れ、どうしてこの質問に即答できないんだ、などと頭ごなしに言ってしまっていた。私の中では全てロジックがありますが、そんなことは普通分からないですよね。
冒頭に言ったように、私1人が生きていけるくらいの規模のビジネスを継続していくことは難しくない。しかし私が目指している未来は1人では実現できない。つまりある意味自分のわがままを聞いてくれて、それを叶えようとともに歩んでくれる仲間の力が必要ということです。
先週の金曜日、私は遅くまで残業していて、オフィスに寄ったら他の社員も残業していました。彼らはどうすれば我々の事業が良くなるかを真剣に考え、仕事をしてくれていました。
自分1人で始めた事業が大きくなり、それをさらに大きくしようと遅くまで残業して考えてくれる仲間がいる。これは実は本当にすごいことです。
残念ながら私とは合わずに辞めていった人もいますが、今の本物の仲間に出会うために必要な儀式だったと最近は思っています。
大切な人の「トナリ」にいられる時間を増やす。という私の夢をみんなの夢にするために、そして我々の日々の仕事がなぜその夢につながるのか?その点をもっと真剣に考え、社員に伝え続ける努力をするのがこれからの私の仕事だな、と思っています。
大切な人のトナリにいられること。それ以上の幸せってこの世にあるのかな?
私は絶対にそれが一番だと思うから、半導体ソリューションを軸に、その未来を実現します。
そういう仲間がこれからももっと増えていくといいな。と口だけじゃなく、本気で心から伝えられるように、分かってもらえるように、応援してもらえるように頑張ります。