エモさしか勝たん
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先日、5歳の娘の運動会がありました。年長なので最後の運動会。私の両親も愛知県から来てくれて、みんなで参加しました。保育園は1歳から通わせてもらっているのですが、時が経つのは本当に早いものだな、なんて思いながら見ていました。
最初は、年長のみんなで運動会を盛り上げるダンスでした。「フレーフレー!」と誰よりも大きな声で張り切る娘を見て、エモい感情がこみ上げてきます。年少の頃は引っ込み思案で、まともに声も出せてなかったのにな、なんて。
「保育園に行きたくない!」と泣きわめき、無理やり自転車の後ろに乗せて連れて行ったことも一度や二度ではありません。それが今では行きたくてしょうがなくて、保育園の駐輪場に自転車を停めた瞬間に、全速力で玄関まで走っていきます。(危ねえよ笑)
運動会の話に戻ります。次の種目は組体操でした。娘は1月生まれで身体がまだ小さいので、上に乗る役回りです。これもしっかりとこなしていて、親としてとても誇らしい気持ちになります。ふと娘の横を見ると、担任の先生が涙を堪えています。私はその姿を見て、本当に感動して泣いてしまいました。エモさ大爆発です。
私は出来る限り娘と長く一緒にいようと心掛けていますが、日中はこのように仕事をしています。その間、娘の成長を見守ってくれているのは、保育士さんたちです。むしろダンスや組体操にいたっては、親の私よりも成長をリアルに感じていることでしょう。そして、毎日一生懸命教えてくれているので、子供たちができるようになった喜びがめちゃくちゃ大きいのでしょう。そんな先生の気持ちを想像すると、私も涙を堪えることができませんでした。
子育てをしていると、思い通りにいかないことが数多くあります。むしろその方が多いです。また、妻と衝突することもあります。娘はまだ5歳なので、これからもそのようなことは数多く起きるでしょう。現在の日本は少子化が進んでおり、結婚やお付き合いをする人も減ってきているようです。自分の人生を自分の思うがままにコントロールしたいのであれば、家族や子供は時として重荷になると言えるでしょう。子供を持たないこと、結婚をせずに一人で生きていくこと、それは個人の選択であり、何が正解ということはありません。
それでも私は、妻を好きになり、彼女と結婚して、2人の娘と出会えたことが本当に嬉しいです。99%が大変だとしても、1%の喜びで、すべてがプラスに大きく振れます。むしろ「エモさ」は、大変なことがなければ感じられないのではないでしょうか。私はよく思うのですが、人生は振り幅があるほうが面白いんですよね。映画やジェットコースターもそうでしょう?
私は半導体商社/トナリズムの経営者で、「半導体ソリューションを軸に世界を進化させ、あなたが大切な人の「トナリ」にいられる時間を増やします」というビジョンの元、社員一同毎日奮闘しています。無駄なこと、やらなくていいことは全て半導体にやってもらって、私たちは大好きな人の「トナリ」にいるべきだ、それが私の強い想いであり、人生の目標です。
どれだけ稼ぐか、どこまで上に行くか。じゃなくて、どれだけ自分の心が動くのか。その方が大事。なぜなら「エモさ」はお金で買えないからです。本気で取り組んでいないと、「エモさ」を感じる資格を得られないからです。やっぱり、エモさしか勝たん。